予測不能な未来を切り拓き歩んでいくためには、多様なメンバーや経験値が必要です。新たな価値を創造していくため、アフラックは手を挙げればチャレンジできる環境とカルチャーを大切にしながら、組織を横断したプロジェクトを推進しています。
現在デジタルイノベーション推進部で活躍中の菅野 敬明は、そうしたアフラックのカルチャーをキャリアで体現しているひとり。
データ領域の職務は未経験でありながらも、ジョブポスティング制度を活用して独自のキャリアを歩む菅野さんに話を聞きました。
デジタルイノベーション推進部
データアナリティクス課
課長代理
菅野 敬明(かんの たかあき)
2010年アフラックに新卒入社。代理店営業担当として約10年間に渡り、群馬支社および横浜総合支社にて独立大手代理店・系列代理店などの営業活動に従事。2020年1月、ジョブポスティング制度によりデジタルイノベーション推進部デジタル技術支援課(現データアナリティクス課)へ異動。ユースケースPMとして営業活動領域におけるプロジェクトを推進している。
アフラックに入社を決めた時、まずは保険という商品をきちんと理解したいと考えました。
それにはきっと保険に加入してくださるお客様にできるだけ近い場所で働き、経験を積むのがいい。そう考えて、営業職を希望しました。
アフラックは代理店制度を敷いていますから、お客様と直接の接点を持つのは私たちではなく代理店の方々です。私は代理店営業として、アフラックでのキャリアをスタートしました。
代理店と一言で言っても、アフラック専門の代理店、複数社の保険商品を取り扱う代理店、個人のプランナーの方などさまざまです。教育や指導など、彼らの活動をさまざまな面からサポートするのが代理店営業としての役割でした。
大きなきっかけがあったわけではありませんが、営業職としてひた走り10年という節目を迎えるにあたって、これまでとは違なる視点で仕事をしてみたいと思うようになったんです。
アフラックには以前から、各部署が社内公募で異動希望者を募り、社員が手を挙げて挑戦できるジョブポスティング制度があります。その制度を活用しない手はありませんから、思い切って別の職種にチャレンジしてみることにしました。
数ある公募の中でも、データ活用を最前線で行うデジタルイノベーション推進部に興味を持ったのは、その可能性の大きさからです。
2,400万件以上もの保障を預かっているというその数、所持するビッグデータこそがアフラックの強みのひとつです。
その膨大なデータを活かしていくことが、アフラックがさらにお客様に寄り添える方法であり、共に成長できる方法でもあります。営業とは異なる手法でお客様と向き合うには、最適な場所だと感じました。
現在の仕事をしてみてわかったことですが、お客様のデータを正しい方向性で活用するため、また、お客様との接点や関係性をアップデートさせていくためには、実際にお客様に近いところで仕事をしてきた経験が生きる場面が数多くあります。
そうした中で、10年間一貫して代理店営業に従事してきたキャリアだけでなく、営業の武器になればという思いから、個人的にデータ分析について学んでいた積極性や意欲をかってくれたのだと感じています。
現在は、代理店を通した顧客接点最適化プロジェクト、提携先における保険加入スキーム改善プロジェクト、新商品の販売戦略プロジェクトなどに携わっています。
これらのプロジェクトは、他部門からデジタルイノベーション推進部にデータ分析依頼が来てプロジェクト始動するケースもあれば、その逆で、我々の部門からデータ活用の提案を行いプロジェクト化するケースもあります。
いずれにせよ、部門をまたいだプロジェクトになりますから、多様なメンバーをまとめ円滑にプロジェクトを回すためには工夫が必要です。
私は、デジタルイノベーション推進部内のデータ分析チームをまとめ、営業現場や他部門の意図を汲み取り、プロジェクト全体がひとつのチームとして足並みを揃えて推進できるようリードする役割を担っています。
そうですね。
当然ですが、現場とデータの専門家では、仕事を進める上での言語が異なります。複数部門が連携してパフォーマンス発揮するためには、関係者全員が合意した上で焦点とベクトルを合わせ、共通言語となるようなものを持って進んでいく必要があります。
いくら優秀な専門家がデータ分析をしたとしても、分析の方向性を誤ってしまえば課題解決のアプローチにはなりません。そうならないよう、現場とデータの橋渡し役をしているイメージで仕事を進めています。
もちろん、デジタルイノベーション推進部が担うのは営業現場に関わるプロジェクトばかりではありませんが、僕のキャリアが活かせるプロジェクトに参画させてもらっているのはありがたいです。
代理店営業時代から、データについて勉強したことは実践したいと考えていましたが、スキルにもできる範囲にも限りがありました。
その一方で現在の部署は、データ量はもちろんのこと、活用の幅が広いですし、その活用を可能にしてくれるプロフェッショナルたちがいます。取り組める幅も価値創造の可能性も広がっていることは、純粋に楽しく、大きなやりがいを感じています。
また、単一部門で完結するプロジェクトはありませんから、営業職だった頃に比べると、関わる人数が何倍にもなっています。専門性もバックボーンも異なる、多様で個性豊かなメンバーと一緒に仕事ができる。それだけを切り取っても価値があることですし、大きな学びにもなっています。
苦労していることだらけですね(笑)
開発チームと仕事をすればインフラ関連の話になりますし、UI/UXチームとはデザイン関連の話になりますし、データ分析チームとはデータの話になります。2年経った今でも知らない専門用語が出てきますから、追いつくのに必死です。
また、テクノロジーも日々アップデートされていきますから、学び続けることの重要性をひしひしと感じています。
自分自身の視野が広がったことは間違いありません。
営業現場に10年間もいると、営業視点で物事を捉える癖が染み込んでしまっていました。決してそれが悪いわけではありませんが、私個人としては、思考が凝り固まって視野が狭まってしまっているような気がして、少し危機感を持っていました。
それが今、こうして多様なメンバーと以前とは異なる視点で仕事をすることで、自分なりにその壁を壊せているのではないかと思います。
そうですね。チャレンジできる環境があることは、個人のキャリアにとっても非常にありがたいです。そして、それを後押しするようにチャレンジしやすい雰囲気があるのも、アフラックの素晴らしさですね。
はい。ジョブポスティング制度を活用した時、私は横浜総合支社にいたのですが、周りの方がとにかく応援してくれたんです。
見方を変えれば、ジョブポスティング制度は部署から出ようとする動きです。ともすれば、否定的に捉えられることがあってもおかしくありません。でもそうした空気は全くありませんでした。むしろ、当時の上司は「制度は積極的に活用すべき」くらいに後押ししてくれて。
手を挙げチャレンジできる仕組みがあり、さらに応援する風土が根付いているところが、アフラックの素晴らしい点だと感じています。
現在のプロジェクトを推進していくことで、販売を主軸に置いたお客様とアフラックの接点ではなく、長い付き合いを前提にした新たな接点が生まれてくるはずです。そうした動きは、会社の更なる発展に繋がるのではないかと思っています。
デジタルイノベーション推進部に異動して2年。今その可能性がぼんやりと見えてきている中で、まだまだ活用できていないデータが社内にあることは、アフラックの大きな伸びしろです。
私個人としてはまだまだスキルを磨いている途中にいますから、まずは目の前にある仕事に全力を尽くし、この領域で奮闘していきたいと思っています。
その先にはもしかすると、新しい何かが見えてくるかもしれません。そうした時には、また積極的にチャレンジしたい。そんなふうに考えています。
僕は、『「生きる」を創る』というメッセージに心動かされてアフラックに入社することを決めました。データ活用には専門知識やスキルが求められますが、それだけでなく、ビジョンへの共感や熱い想いが、明るい未来の創造に繋がってくるのではないかと思います。
そうしたビジョンに共感を持てたり、保険というプロダクトを通じて人々の新しい幸せを創造していくことに魅力ややりがいを感じてくださる方は、ぜひ私たちと一緒に仕事していただきたいですね。