Aflac innovation Lab

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2022.02.04

2児の母とWebアナリストの両立——それを支えるアフラック流、“超”柔軟な働き方

アフラックには、「『生きる』を創る。」というブランドプロミスがあります。
そうした想いを持つ会社だからこそ、会社の一番近くにいる存在である社員にも丁寧に寄り添うのがアフラックのスタイルです。

社員にどのような環境を提供し、社員とともにどう歩みを進めているのでしょうか。
デジタルイノベーション推進部で活躍するWebアナリストの佐々木 直美のストーリーから、アフラックの姿勢を紐解いていきます。

PROFILE

デジタルイノベーション推進部
エクスペリエンスデザイン課
Webアナリスト
佐々木 直美

大手SIerのシステムエンジニアとしてキャリアをスタート。人間の行動・心理に関する興味からインターネット広告代理店に転職し、以降一貫してデジタルマーケティングを軸とした業務に従事。友人との起業、医療系メディア・人材紹介サービス運営会社を経て、2020年1月アフラックに入社。プライベートでは2児の母。

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自分がやりたいことは大事。でも、今の私には条件も大事

——佐々木さんは、大手SIerでのシステムエンジニア、起業、広告代理店や医療系人材会社でのデジタルマーケティング等、多様なキャリアをお持ちですね。
まずは、アフラックに入社された背景から聞かせてください。

私は新卒時代から今に至るまで、「社会貢献性の高い仕事がしたい」という考えで会社選びをしてきました。
新卒で大手SIerに就職した時も、公共性の高いシステム開発を行なっているというのが決め手でした。友人と起業した時も、環境問題にアプローチする事業を展開していましたし、前職は医療系サービスを展開する会社でした。

ですから、アフラックもそうした想いを軸に選んでいます。

また、デジタルマーケティングに携わるのであれば、事業会社であることも重要なポイントでした。

一般的にWeb系の仕事に就く場合、広告代理店や制作会社の一員として主にクライアントワークを行なうケースが多いです。外部の立場で関わる面白さというのももちろんありますが、私はこれまでの経験から、そこにもどかしさを感じることも多くて…。
ですから、自社で意思決定し、アジャイル型でプロジェクトを進めていける会社で働きたいと考えていました。

——社会貢献性の高い事業会社ということであれば、他社で働くという選択肢もあったかと思います。アフラックに決めた、大きな理由や決め手はあったのでしょうか?

はい。まずひとつは、レガシーシステムがいまだに残っていると言われる金融業界でDXに取り組むというのは、チャレンジングでやりがいがあると感じたからです。

そしてもうひとつは、働く環境が整備され、制度も充実していたこと。過去の転職ではあまり関心事ではなかったのですが、アフラックへの入社にあたってはこれが大きな決め手のひとつになりました。

というのも、転職活動を進めたのは、子どもがまだ1歳の時。自分が仕事に費やせる時間と子どもの年齢を考えると、どうしても「 “現実的に” 働ける環境かどうか」という視点は外せません。
そうした環境も含めて複数企業を検討する中で、アフラックは群を抜いていました。

自分のやりたいことを諦めずに、子育てもしながら働ける環境。

そうして選んだのがアフラックであり、このデジタルイノベーション推進部でした。

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長引く休園・登園自粛…苦しかったコロナ禍、支えてくれたのは会社の“超”柔軟な制度

——仕事と子育てを両立できる場所として選んだアフラック。現在どのような働き方をされているのでしょうか?

今は、2人の子どもを保育園に預けながら、実働7時間のフルタイムで働いています。

——え…!?時短勤務ではなくフルタイムですか?

はい。アフラックは、9:00〜17:00の7時間勤務がベースにあります。もちろん時短勤務も選択可能ですが、フルタイムで働くことができる時間設定なので、私はフルタイムを選択しています。

保育園に預けられて、両親ともフルタイムで働ける環境は貴重だと思っています。実際に私の前職では、7時間勤務は時短扱いでしたから。

さらに、現在の部署はフルフレックス制を採用しているので、勤務中に私用時間を取ったり、保育園行事のある日は早めに退勤したり、本当に柔軟な働き方をさせてもらっていますね。

——佐々木さんのように、保育園にお子さんを預けながら働きたいママ・パパにとっては、この上ない環境ですね。

そうですね。私自身、転職回数が多いですし、周囲にも似たような経歴の人が多いのですが、アフラック以上の環境というのは、正直聞いたことがありません。

こうした基本的な制度以外にも、会社はすごく柔軟な制度を用意してくれています。

特に、コロナ禍に施行された「特別休暇」は、自宅で子どもの世話をしながらリモートワークをしなければならなかった社員にとっては、本当に有り難かったはずです。

——それは、どのような制度なのですか?

新型コロナウイルス感染症拡大によって、多くの企業はリモートワークに移行し、学校や施設は、休園・休校になりました。私の場合は、「リモートワーク with 1歳半の子ども」になったことで、思うように仕事に集中できなくなってしまいました。
働けるか働けないか、すべてはその日の子どもの機嫌次第という状況でした。

そのような状況を受けて、アフラックでは日単位・1時間単位の特別休暇が新しく設けられました。休園・休校や登園自粛・登校自粛により親である社員が仕事を休まざるを得ない時に、通常の有休とは別枠で、有給扱いの休暇を取得できるというものです。

1日7時間の勤務中、6時間は全く仕事にならないということも多かったのですが、そのような日には特別休暇を活用させてもらい、子どもがお昼寝をしたタイミングで会議に出たり業務を行ったりして、乗り切ることができました。

そうした制度に助けられて、働き続けることができています。
コロナ禍をきっかけに、会社が社員を信頼し、各々の事情を慮ってくれていることがより実感でき、それ相応の貢献をしなければと気持ちを新たにしました。

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“人”に受け継がれる、アフラックのCSV経営

さらにその後、第2子の出産で約8ヶ月間の産休・育休に入り、復帰したのは半年ほど前。会社と事業部のメンバーには、本当に助けられています。

——素晴らしい環境で働かれているのですね。
柔軟な働き方が実現できる一方で、別のメンバーが仕事をカバーするという状況は避けられないかと思います。正直なところ、事業部内の皆さんの反応が気になるところですが…。

当時も今も私の所属するチームは3人なので、ひとりが抜けるインパクトは大きかったはずが、皆さんそれをおくびにも出さずフォローしてくれて、産休・育休に入る時も、とても温かく送り出してくださいました。

同じチームの方は、「何かあったら私が代わりにやるから言ってね」と、いの一番に声をかけてくれます。しかも、そういった理解と思いやりが一部のメンバーからだけではなく、部署全体、会社全体から感じられるんです。だからすごく居心地もよくて。

そうした風土の背景には、アフラックという会社には、社会課題に対して意識が高い方や、チームへの貢献意欲が高い方が数多く集まっていることが関係しているのかもしれませんね。

——他にも、アフラックらしさを感じる場面はありますか?

入社して間もないころに当時の部長から、「何か制度や環境面で不十分なところはないですか?」と質問されたことをよく覚えています。「中途採用だからこその視点で、気づいたことがあれば、なんでも率直に言ってください。私ではわからないこともあるから、教えて欲しい」とおっしゃっていて。 そうしたところからも、ダイバーシティ&インクルージョンの推進CSV経営を、ただ掲げるだけではなく、現場で実行し続けていて、それが浸透しているのを感じます。

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ひとりの親として、次の世代に何かを残したい

——佐々木さんはこれまで一貫してデジタルマーケティングに携わっていらっしゃいますが、改めてアフラックでWebアナリストをやる面白さはどこにあると感じていますか?

保険という商品は、無形商材かつ、長期に渡る契約を伴う高額なもので、個人のライフプランに大きな影響をもたらすサービスです。
ところが、多くの方があまり検討に時間をかけず、勧められるままに契約し、そのまま放置してしまう傾向にある。保険会社とお客様が接点をもつのは、契約時、登録情報変更時、保険金請求時くらいというのが現状です。

それがもしも、20年、30年と加入する間に継続的な接点を持ち、お客様のライフスイベントやライフステージに合わせた提案ができたら、保険の枠を超えて、より広い意味での「『生きる』を創る。」お手伝いができると感じています。
そんな新たな価値を創りたいというのが、アフラックに転職した時からの変わらぬ想いです。

社内ではDXをはじめとして、顧客価値にフォーカスした新たな取り組みが次々と生まれています。デジタルイノベーション推進部のメンバーは、社内の各事業部と協業して、同時並行で複数のプロジェクトに関わることが多いので、各施策の点と点を結び、カスタマージャーニー全体としての顧客価値を最大化していくためのハブのような役割を求められていると感じます。

UI/UXや、私が実務で行なっているWebアクセス解析は、顧客体験を豊かにするためになくてはならない重要なものだと思います。

——顧客体験が豊かになり、そこに新たな価値が生まれることで、今後、保険という存在がどのように変わっていくのか楽しみです。

そうですね。

超VUCA時代と言われる先行き不透明な時代に、保険業界、そしてアフラックという企業が、どう価値を発揮していけるのか——。

保険商品や周辺サービスそのものが良くなることでもいいですし、働く環境としての会社のあり方がさらに進化することでもいいと思いますが、私たちが取り組んでいることが、子どもたちの生きていく未来の礎になれば嬉しいです。アフラックはそれを実現する場所として、十二分な環境なんじゃないかと思っています。

アフラックに入社した時に1歳だった長男は、現在3歳。
アフラックのCMが流れると、「ママのお仕事は、アヒルちゃんと遊ぶことなの?」なんて言うんです。もう少し大きくなったら、母親の仕事をイメージできるようになるのかな…と思いながら、微笑ましく見ています。

——息子さんの成長も楽しみですね。

そうですね。そうですね。私は自分が働くためだけでなく、子ども自身の学びのために、2人の子どもをいずれも0歳から保育園に預けるという選択をしました。

正直なところ、上の子を初めて保育園に預けたときには「かわいそうなことをしているのではないか」という迷いがなかったわけではありません。が、幼い頃から集団生活をする中で得られるものは非常に大きく、先生方の愛情とたくさんのお友達に囲まれてすくすくと育っていく様子を見て、迷いは早々に吹き飛んでしまいました。自分自身が知らず知らずのうちに「理想の母親像」に囚われて罪悪感を感じていただけで、子どもは親が思うよりずっとたくましく自立した存在なのだと気付かされました。

職業教育という面から考えても、親がやりたいことをやっている姿、生き生きと働いている姿を小さなうちから見せることは、いい影響があるのではないかと思っています。

もちろん、私がそうできるのは環境に恵まれているからなのですが、周囲の話を聞くと「出産をきっかけに退職を考えている」とか、「子どもが小さいから、転職したいけど今の会社で我慢している」とか、「フルタイムなんて私には無理」といった声がまだまだあがります。でも、私はそういった話を聞くと、少し疑問の念を抱くこともあって…。

——それはなぜですか?

「子どものために」という一見美しい理由の裏には、実は、新しい環境に飛び込む勇気のなさや、日々の生活の忙しさから転職活動を面倒に思う気持ちが隠されている場合もあるのではないかと思うんです。「子どものために我慢する」といえば聞こえが良いですし、誰も異論は唱えませんからね。

だからこそ、一度立ち止まって、そこに自己欺瞞がないか確かめて欲しい。
シンプルに自分がどうしたいかを考えてみて、その結果、思い切り仕事に打ち込むもよし、子どもとの時間を優先するもよし。
そんな風に思います。

アフラックには、ライフステージに合わせた働き方を選択できる環境が整っています。
私はその環境を活用しながら、やりたいことに向かっていく、これからも働き続けられる自分でありたいなと思っています。