アフラックは、1974年に日本で初めてがん保険を提供する保険会社として創業しました。私たちはこれからもお客様をはじめとするステークホルダーの皆さまに新たな価値を創造するため、生成AIなどのデジタルテクノロジーを最大限に活用して前例にとらわれないサービスを追求していきます。
私たちのミッションは、デジタルテクノロジーを活用して、当社のコアビジネスである「保険の領域」において価値ある商品・サービスを提供し、お客様に対する体験価値の進化・向上につなげていくことです。加えて、保険を超えた「新たな領域」においてもデジタルテクノロジーを活用し、他企業や地方自治体との協業・共創により、社会的課題に向けたデジタルサービスを提供し、新たな価値を創造していくことです。
ADaaS/Aflac Digital as a Service(以下、ADaaS)はお客様や保険代理店を対象に、2022年4月に提供を開始した当社独自のクラウド型デジタルサービスです。このサービスは、お客様、保険代理店、ビジネスパートナー等の各ステークホルダーを連携させるプラットフォームで、利用者はADaaS上のサービスメニューの中から利用したいサービスだけを選択することができます。
ADaaSを通じて提供するデジタルサービスには、例えば、音声認識、自然言語処理や顔認識のようなAI技術や、現実世界と仮想世界を融合して、新しい体験を作り出すAR/MR/VRのようなXR技術等のデジタルテクノロジーを活用しています。このような新たな技術を活用し、お客様へ新しい体験価値を提供するとともに、保険代理店の効果的・効率的な営業活動のサポートを行っています。
※ADaaSサービスは当社のコーポレートサイトをご覧ください
コロナ禍による大きな環境変化に伴い、保険に関心があるお客様からの自発的な接点が主である一方で、興味、関心のないお客様との主体的な接点創出ができていないという課題を抱えていました。また、お客様の中には保険相談や家計相談等に行くとしつこく保険を勧誘されるのではないかという懸念から、お客様との接点を持ちづらいという現実もありました。
ターゲットとするお客様像を設定し、営業現場でお客様に警戒心を与えず接点を創出するために必要なサービスはなにかを徹底的に議論しました。時にはプロダクトアウトの考え方で、新しい技術をアフラックの業務で活用できるか、という議論も重ねています。サービスの開発にはアジャイル型を採用し、最低限の機能でリリース後、実証実験やデモを通じて収集した意見に基づき機能改善を繰り返しました。現在もお客様や保険代理店の声に基づき改善を続けています。
私たちは、ADaaSサービスを活用し、地方自治体の社会的課題の解決に貢献することも目指しています。2023年4月には、デジタルテクノロジーを活用し、保険を超えた顧客価値を当社、お客様、保険代理店以外のステークホルダーへ新たに提供するため、グループ会社であるHatch Insight株式会社を子会社化し、同社で行っていた「共通IDの発行・管理事業」「データ分析事業」に「DXサービスの企画・開発・販売事業」を加え、“アフラックデジタルサービス株式会社”として事業を開始しました。現在は、健康寿命の延伸や防災・減災などそれぞれの地方自治体が抱える課題の解決に向け、実証実験が始まっています。